「あんしんいきいき職場格付け認証」とは、心理学・保健学・経営学等の学術的知見と実務経験に基づき、従業員があんしんいきいきと働けるよう、組織としての対応や従業員のメンタルヘルスを評価し格付け認証する制度です。取得により、従業員が「あんしんいきいき」と働くことに繋がり、離職率低下や生産性向上、イノベーションの促進がもたらされ、企業の事業継続、サービス向上、そして世の中に新しい消費者文化を作っていくことが期待されます。
代表よりメッセージ
島田 恭子 予防医学者・ 保健学博士
活気ある、生産性の高い組織に共通していること。それはかならず「そこに働く人たちが、あんしんしていきいきと働いている」ということです。そんな「あんしんいきいき」について、先駆的な取り組みを進める組織を称え、認証する、「あんしんいきいき格付け認証制度」がはじまりました。
第一弾は、カスタマーハラスメント対応認証です。たとえば
――消費者や顧客とのよりよい関係をめざし、ガイドラインを作る
――ハラスメントを予防するためのルールを決める
――困ったときの対応フローを見える化する
すべてはお客様との心地よい関係を続けるために。そしていっしょに働く仲間の安寧のために。
そんな想いをもとに、取り組みを行う組織を称え、コミュニティとなって手を取り合い、知見を共有しながら、ともに更なる飛躍をめざします。
私たちは、学術の知見とデータ分析力、現場経験を持つ専門家集団です。それらの知見をもとに認証を行い、コミュニティのハブとなります。どうぞご期待ください。
あんしんいきいき職場格付け認証とは
あんしんいきいき職場格付け認証とは、従業員のメンタルヘルスに焦点をあて、あんしんして働くことができ、且つ働きがいをもっていきいきと働ける職場の取り組みを評価し、認証する制度です。カスタマーハラスメントの対応を皮切りに、心理的安全性などのテーマに取り組むことにより、より良い職場環境を実現し従業員が健康でやりがいを持って働ける職場が増え、職場の活性化や生産性向上が、企業の成長ひいては社会全体の豊かさに貢献することが期待されます。
area A:カスタマーハラスメン対策に対する現状の審査と格付け認証
area I:心理的安全性をはじめとした職場環境の審査と格付け認証
area AI:内部不正やコンプライアンスをはじめとしたリスクマネジメントの審査と格付け認証
area W:ワークエンゲイジメント、ウェルビーイングの審査と格付け認証
企業にとってのメリット
- 企業イメージの向上
認証取得を PR することで、優良な職場環境を実現している企業としてのイメージが向上し、企業ブランドの価値も高まります - 定着率向上・採用力強化
心理的安全性が担保された良好な職場環境が従業員の離職率を下げ、優秀な人材の確保につながります - 従業員の生産性向上
ストレスの少ない快適な職場が、従業員のモチベーションと業務効率を高めます - イノベーションの促進
心理的安全性が高まると、従業員がリスクを恐れずに新しいアイデアや提案を行いやすくなり、結果的に組織のイノベーションが促進されます - CX 顧客対応
- 迅速かつ効果的な意思決定
ストレスが軽減される職場では、従業員が自由に意見を出し合う風通しの良い環境が形成されるため、情報共有がスムーズになり迅速で効果的な意思決定が可能となります - 組織設計の最適化
メンタルヘルスが重視される環境では、従業員の役割や責任範囲が明確化され、より効果的な組織設計が可能となります。適材適所の配置が進み業務効率が向上します - リスク管理の強化
ハラスメントや麺あるヘルス問題を未然に防ぐことで、法的リスクや労働トラブルを回避できます。
従業員にとってのメリット
- 安心して働ける環境(あんしん)
ストレスの少ない環境で働けることで、こころの健康が守られ、バランスのとれた生活が実現します。 - 働きがいの向上(いきいき)
組織や上司からの適切な評価と支援によって、従業員の達成感と自己実現につながります。 - キャリア形成の支援
働きがいを感じながら自己成長を促す環境で、長期的な視点でのスキルアップやキャリア形成に繋がります。 - ワークライフバランスの実現
メンタルケアや柔軟な働き方により、仕事とプライベートのバランスを大切にできます。 - 法整備によるメリット
認証取るときのエビデンスになるようなイメージを持たせたい、様々なハラスメントに対する対策しているというもの
認証の対象
- 事業者
日本国内に活動拠点を持つ株式会社、一般社団法人、医療法人、学校法人、地方自治体、独立行政法人のうち、以下の要件を満たす事業者 - 主な対象業種
製造業、サービス業、IT企業、小売業など、あらゆる業種
認証取得までのプロセス
認証の評価基準について
- 事業主の基本方針・従業員への周知
トップの関与のもと、カスタマーハラスメント対応への取組の基本方針が示されているか等 - 実態の把握
顧客からのハラスメントの発生状況の実態を把握できているか等 - 必要な体制の整備、マニュアル整備状況
顧客からのハラスメントが発生した場合の対応策を検討する部署や対応のマニュアルが整備できているか等 - 相談体制の整備
相談窓口や、被害にあった従業員のメンタルケアを行う体制が整っているか等 - 顧客からのハラスメントが発生した場合の対応
顧客に対してハラスメントを停止させる措置を講じたか、従業員のメンタルケアをが実施されたか等 - その他
プライバシー配慮や、過度に顧客第一主義を容認する社内風土はないか等
認定の申請方法
メールにてお問い合わせください。
kokorobalance@customer-harassment.org