日本応用心理学会 公開シンポジウム2021
テーマ:カスタマーハラスメントー心理学的アプローチの可能性を探るー
今、日本において、カスタマーハラスメントが大きな社会問題となっている。消費者が、店員や担当窓口に対し過度な苦情や要求を行う「悪質なクレーム」が多発しており、その行為がハラスメントとなって精神的ケアを必要とする事案が生じているのである。
これまで悪質なクレームに対しては、担当者の経験に基づく応対や法的措置にて対応を行ってきた。しかしながら、クレームタイプの多様化、悪質性判別の困難さ、手段の潜在化などにより、従来の方法では対処しきれない状況となり、新たな対応の構築が迫られている。
そこで今回、最前線でこの問題に取り組んでいる方々をお招きし、現在のカスタマーハラスメントの実際を明らかにし、これからの対応について、心理学による研究アプローチの可能性を探り研究成果の社会への応用、実装を検討してみたい。
学会サイト:https://j-aap.jp/
日 時:2021年12月11日(土)13:30〜16:00
場 所:東洋大学 白山キャンパス1号館1102教室
古屋 健(日本応用心理学会理事長)
[話題提供]
桐生 正幸(東洋大学)
阿部 光弘(三井住友海上火災保険株式会社)
安藤 賢太(UAゼンセン)
近藤 修(日本対応進化研究会・(株)リンクマインド)
島田 恭子(東洋大学・(社)ココロバランス研究所)
宮中 大介(慶應義塾大学・(株)ベター・オプションズ) [指定討論]
上市 秀雄(筑波大学)
[司 会]
小嶋 理江(名古屋大学)
企 画 :日本応用心理学会企画委員会
共 催 : 一般社団法人ココロバランス研究所